おかじブログ ~行ってみ!やってみ!雑記録~

『行ってみよう!やってみよう!』精神で、経験したことを伝えていきます。

『食欲の秋』で太ったら『スポーツの秋』で痩せればいい。

おはようございます。おかじです。
今週のお題は「読書の秋」。

普段読書する習慣がない方でも、

『せっかくだし、この秋に1冊くらい本でも読んでやるか~』

という人がいるのではないでしょうか。

現在は、毎日電車移動中に読書している私ですが、20代前半までは全く読書なんてしていなかったので、「秋を機に」という気持ちは非常にわかります。


しかし!


何読んでいいかわかりませんよね!!


ということで今回は、

《この秋に、私が皆に読んでほしい小説5選》

を紹介します!

『読むべき小説』ではありません!

純粋に面白い読み物として、多くの人に知って頂きたいので、お願いだから読んでみて欲しいです!!

それではどうぞ。




①聖の青春  大崎善生


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聖少年が病に冒されながらも、将棋と出会い、プロ棋士となり、名人を目指します。
全てを将棋に捧げた『西の怪物』聖は、どのように人生を、青春を謳歌するのか。
元将棋雑誌編集長の大崎善生さんが書いたノンフィクション小説です。

松山ケンイチさん主演で映画化されたことで話題になったので、ご存知の方も多いと思います。ご覧になった方も多いと思います。

しかし!
これは是非小説版を読んで頂きたい!
小説が10だとすると、映画は2程度しか内容がありません。
映画も決して悪くありませんでしたが、小説版の面白さを知っていると、物足りなさがありました。

将棋を知らない人でも充分理解できると思いますので、ぜひ全ての人に見て頂ければいいなと思います!
よろしくお願いします🙇



②旅のラゴス  筒井康隆



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ラゴス青年が旅をするSF小説です。

行く先々で事件が起こり、解決したらまた次へ、という風に物語が進行しますので、読書に慣れていない方でも比較的読みやすいと思います。251頁と、それほど長くもありません。

世界観は現実の世界に近いのですが、序盤でいきなりSF要素が絡んで来たのには、正直ついていけずに読むのが億劫になりましたが、こういうものだと割りきってしまえば、あとはサクサクと読み進められました。

想像したら笑ってしまうようなおバカなシーンもあったり、結構クスっとさせられます。

肩肘張らずに読みたい方におすすめです!
よろしくお願いします🙇


③もらい泣き  冲方丁



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天地明察攻殻機動隊などで知られる冲方丁(うぶかたとう)さんの小説。

冲方さんが取材したり、知人から聞いた『泣ける』実話を修正、創作したものを33話綴ったショートストーリー集。

涙が出るほど感情を揺さぶる作品というのは、長編であって、ドラマティックな展開があってこそ成り立つものだと思っていました。
だから、たかだか10頁で感動させられるものならしてみろ、という半ば喧嘩を売るような気持ちで読み始めました。


完敗でした。

まさか5頁の物語を読んで泣かされるとは思いませんでした。
もう、これ表紙飾れるんじゃないかってくらい泣きましたよ。

特に、リアルタイムで東日本大震災が起きたということで、後半はそれ関連の話がいくつかあり、何度も泣けてしまいました。

一番のオススメは「化粧をする人」という話です。
どうぞ、その一編だけでもお読みください!
よろしくお願いします🙇





69 sixty nine 村上龍


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1969年の長崎県佐世保市を舞台にした、村上龍さんが高校生だったときの実体験を基にした自伝的な青春小説です。

声を出して笑ってしまうほど面白かったです。
男子高校生らしい、スケベで馬鹿なケン(村上さん)ですがどこか愛らしく、本当にユーモアに溢れて楽しませてもらいました。

村上さんが、


楽しんで生きないことは罪なことだ


と公言しているように、とにかく楽しく生きている様子が伝わり、こちらまで楽しくなります。

少し古い話なので当時の時代背景など解らないことがありましたが、少し調べるか、気にせず無視して読んでもらっても、関係なく面白いです。


人生が面白くないなーと少しでも感じている方や男子学生に是非とも読んで頂き、これからの人生を謳歌しましょう!
人生が変わるかもしれません!!
よろしくお願いします🙇

⑤手紙  東野圭吾



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強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。
弟・直貴のもとには、獄中から月に一度手紙が届く。
しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗犯の弟」という運命が立ちはだかる。


東野圭吾さんといえばミステリーというイメージだったので、この『手紙』を読んだときには驚きました。こういう話も描けるんだなと。


私には弟がいるのですが、そのせいか無意識に感情移入してしまい、号泣してしまいました。

同じ状況に陥ったとき自分はどうするだろうかと、考えさせられます。そして、人との絆とはなんなのかを。


兄弟がいる人に是非とも読んで頂きたいです。428頁と、読書に慣れていない方には少々長いですが、この秋を利用して読んでみてはいかがでしょうか。
よろしくお願いします🙇


以上、5作品を紹介しました。

気候と同じく、気持ちも穏やかになるこの季節。
「のんびり読書でもしてみよう!」という人の手助けがわずかでも出来れば幸いです🎵